現場の声を、市政の議論へ。

小児救急 攻撃の矛先を間違えないで

多くの国民がストレスを抱えている時代、どこでもカスタマーハラスメントへの対応が求められるほどの現代の日本社会において、目に入れても痛くないと思える我が子が、いざ疾患となれば、その対応に対しては当然、語気も強くなるでしょう。
今議会の一般質問で小児救急の現状が少し垣間見ることができました。質問したのは小沢えみり議員(流政会)です。

市内東葛病院が実施している小児救急の受け入れ。受け入れを断られた…との市民の発信を取り上げ病院対応を批判にも取れる質問をしましたが、攻撃の矛先を間違えているのではないでしょうか???

市の答弁では、病院からの報告書では①受入時間は短縮したものの、受入件数は増加している。②重度で高度医療機関に回した方が良いという医師の判断から、受け入れできなかった件数もR6年度105件から、R7年度76件へ28%の減少している。③受け入れ拒否に関する市への相談はR7年度2件、R8年直近まで0件と、現場は奮闘している。

そもそも救急医療は赤字だ。小児救急は大赤字だ。しかも受入件数が多ければ多いほど赤字が積みあがる仕組みだ。それでもなお、市の施設を借りず(光熱水費も、施設や医療機器の更新も、スタッフの配置も病院負担)で対応し続けている。。。
市の委託金では医師の配置代にもならないかもしれない、のだ。。。
また救急医療では、救急当番日、専門医がいないため、断られる市外から市内へ救急搬送されるケースもあるし、その逆もある。本市の小児救急は、小児科医、または研修を修得した他科の医師で対応しており、小児の疾患にすべて対応できるわけではない。

それらを全て知っていてもなお、苦情ゼロを目指すよう煽り、議員が安眠しているときでさえ、小児救急を受けて入れている現場への経緯がみじんもないのであれば、現場は疲弊し、バーンアウトしかない。

矛先は、小児救急でも、成人の救急でも、赤字にならない診療報酬体系を作り上げるとともに、東葛北部医療圏での協議中を続けていると手をこまねいている県や市が、協議中であっても、各市でしっかり1次、又は1.5次救急の受け入れ態勢を整備し、相互補完をすることではないだろうか、、、

ちなみに、、、市で小児科や小児科クリニック誘致に補助金(R7年度決算では総額1212万8583円)をだしているが、救急への参加は求めていないが、そんな提案は今回も聞かれていない。