2018年6月18日発生の大阪北部地震で、悲しい被害を生み出してしまったコンクリ―トブロック。全国同様に流山市内でも改善を始めています。
しかし、市内の実態は
- 安全であることが確認できないブロック塀等:
10,639.37m - 市補助を活用して改善したブロック塀等:
1,030.45m
補助を活用して改善された距離は、対象全体の約9.7%です。まだ約9割が未改善と見ることができます。
流山市制度
上限 30万円、対象工事費の8割以下、塀の面積1㎡あたり 3.5万円以下、当初の「除却」に加え、「軽量フェンス等」も拡大されました。また、代理受領制度もOK
柏市は通学路沿いで上限20万円、松戸市も上限20万円、市川市は避難路沿道で上限30万円です。単純な上限額だけなら、流山市はかなり手厚い部類です。ただし、改善距離が約1割にとどまっているなら、制度設計か周知・予算・対象範囲に課題があります。
課題としては、①対象が「小学校通学路に面するもの」に限定。地震時には通学中の児童だけでなく、通勤者、高齢者、避難者、救急車両の通行にも影響しますから、中学校通学路、未就学児の通園路、避難路、駅・公共施設周辺、高齢者施設周辺など対象を拡大する。②所有者が動きたくなる動機付けが必要。危険性を感じても「費用」「業者探し」「申請手続き」の「負担」を少しでも減らす。また、他市のように、学校や避難所から一定距離以内を「重点地区」にして、補助率・上限額を上げたり、撤去費とフェンス設置費を別枠補助にするなどの制度見直しが必要ではないでしょうか。